【商品説明】 江戸時代後期の浮世絵師、**歌川芳艶（うたがわ よしつや）**による木版画作品です。 本作は「江戸自慢三十六興（えどじまん さんじゅうろくきょう）」というシリーズの一枚で、 芝浦の海で舟遊びを楽しむ美人たちと、夏の夜空に咲く花火が描かれています。 幕末の江戸の風俗と情景を美しく表現した、美人画と名所絵の融合作品です。 【作品情報】 作家：歌川芳艶（国芳門下） 技法：木版多色刷り 時代：江戸時代後期（幕末頃） サイズ：約３７×２５cm（紙サイズ） 状態：全体的に良好です（写真をご確認ください） 絵の内容と情景 この浮世絵は、江戸・芝浦（しばうら）周辺での舟遊びの様子を描いたものです。 背景の描写から分かること： 女性2人が華やかな小舟（屋形船）に乗っており、ひとりは立って花火を見上げている様子。 後方には、複数の舟や屋形船が停泊し、人々の賑わいが感じられる。 左上には打ち上げられた**花火（線状と火花）**が描かれており、当時の娯楽文化を反映しています。 遠景には白壁の建物や木々があり、海辺の街並みや屋敷街を想起させます。 画家と出版情報 絵師： 歌川 芳艶（うたがわ よしつや） 歌川国芳の門弟で、幕末期に活躍。 美人画や武者絵、開化絵なども多く描いた。 彫師／版元： 左下に「彫多七」という名前あり。彫師名。 丸い印章は「改印（あらためいん）」または検閲印で、発行年の推定に用いられます（正確な年判別には拡大確認が必要）。 この作品の価値・位置づけ テーマ性：江戸庶民文化（舟遊び、花火、女性の装い）を反映した浮世絵美人画。 視覚的特徴： 着物の柄や色彩の鮮やかさが印象的。 波の描写や舟のバランスが丁寧で、空間構成に優れている。 遠近法が巧みに使われており、江戸の風景としての名所絵＋美人画の融合型。 丁寧に梱包し、追跡可能なゆうゆうメルカリ便またはらくらくメリカリ便で発送いたします。